グリー、771万株売り出し 流動性向上狙う(NIKKEI NET)
交流サイト運営のグリーは13日、全株式の約17%に相当する普通株771万3000株を売り出すと発表した。田中良和社長と3人の取締役、リクルートが売り出す。6月時点で個人株主の比率は2%程度といい、大株主の売り出しによって流動性を高める。約7%を保有しているリクルートは全株式を売却して株主から外れる。
グリーがこのタイミングで大規模な売出しを行うと発表しました。売出規模は約400億円。
新興市場に上場する企業が公募や売出をするタイミングは、東証一部への指定替えの時が一般的ですが、グリーは正直よく分からないタイミングでこの売出をします。「当社普通株式の分布状況の改善、流動性の向上および留保金課税の回避を目的としたもの」と会社のコメントをCNETが伝えていました。
ただ、売出人を見るとリクルートがこの売出により持株比率がゼロとなり、社外役員も引き上げるということから、同社に資金ニーズなり益出しの必要性なりがあったのかもしれません。そもそもリクルートがグリーに出資した経緯はよく分かりませんが、シナジー効果もKDDIより見えなさそうなので資本を入れている意味も少ないと思います。またリクルートはIPO時に売出をしてませんし、藤本氏、青柳氏もこれでEXITできるので、会社としては良いタイミングでリクルートが声をかけてくれたってことになってるかもしれません。もしくはIPO後ちょうど1年経過後の売出とも見えるので、当初から考えられていたの資本政策だったのかもしれません(あくまで勝手な妄想です)。
売出人および株数は以下のとおり。
* 代表取締役社長の田中良和氏:398万3000株(約200億円)
* リクルート:320万株(約160億円)
* 取締役執行役員副社長山岸広太郎氏:45万株(約20億円)
* 取締役執行役員CTO藤本真樹氏:4万株(約2億円)
* 取締役執行役員CFO青柳直樹氏:4万株(約2億円)
しかし、大株主がこれだけの規模で売出をすると、マーケットからは「株価が天井だよ」というシグナルに見えます。これだけ業績及び株価が堅調なので株価が大崩れする可能性は少ないかもしれませんが、注意は必要ですね。少なくともメガバンクの1兆円公募増資よりかは魅力的だと個人的には思います。