27日に開催されたディー・エヌ・エーの決算説明会資料で国際事業展開について記載があったので簡単にメモを。
同社は7月3日に中国でモバイルSNS「天下網」を提供するWAPTXを子会社化しています。同社にはIVPファンドが2億円出資したとの報道はありましたが、DeNAがいくらで同社を子会社化したかを見つけられなかったので短信のキャッシュフロー計算書を確認しました。2Qだけで約9億円投資有価証券等の取得に支出しており、WAPTX株以外の投資有価証券等を取得していないという前提であれば同社株の取得金額と考えられます。そうするとWAPTXの時価総額は18億円くらい。また、3Qに入ってからも米国Aurora Feint との資本業務提携を行い、IceBreaker社から事業譲渡を受け、積極的にM&A戦略を進めています。
まだディー・エヌ・エーの国際事業展開について詳細まで調べ切れていませんが、キーワードとしては、「中国」「アメリカ」「携帯電話以外のデバイスへの横展開」という感じでしょうか。
ディー・エヌ・エー決算説明会資料より
SNS3社の国際事業の展開方法を見ると、ディー・エヌ・エーは積極的にM&Aを活用して海外企業の買収を進めています。一方、ミクシィは自前で中国に子会社を設立し中国版mixiを運営していますが、それ以外目立った国際展開は行っていません。グリーについては今週田中社長のインタビュー記事で、PCを軸にした国際展開を行っていく旨を発言されていましたが、こちらもまだ国際展開については具体化していないように外部からは見えます。
ディー・エヌ・エーが国際展開で、ミクシィはサービスのオープン化で他の2社を先行し、グリーは収益面で2社を追い抜いているという状況です。ディー・エヌ・エーのオープン化も控えていますので、これら3社は互いの動きを見ながら、様々な施策をしかけてくると思います。そうすると、ミクシィやグリーもディー・エヌ・エーと似たM&A戦略を採用してくる可能性も高いと思いますので、次の一手がどうなるのか時間をかけて調査する価値はありそうですね。